はじめての方へ

はじめまして。

酒種×グルテンフリー® 米粉パン教室で講師をしています吉村めぐみです。

ここに自己紹介をしようと思い、改めてカウントしてみると…パン作り歴は20年を超えていました。驚き!

なぜ、こんなにも長くパン作りが続いているのかな?と少し考えてみたのですが、それには、「続けられなきゃ意味がない!」という持論と、その価値観を育んでくれた家族のエピソードがあります。

ここでは、それらのストーリーをfurali誕生秘話として、お伝えしたいと思います。

おばあちゃんの口癖

どこにでもある、ごく一般的な家庭で、「普通が一番」という両親のもとで育った私。

普通に仕事をして、普通に生活できるように!特に、父がそういった考えを持っていて、「起業」とか「教室開業」なんて遠い世界の話でした。

ですが・・・

私の祖母(ここでは親しみを込めて「おばあちゃん」と呼ばせてもらいます)、おばあちゃんだけは、家族の中で、少し異彩を放っていたんです。

女性は家庭に入るという時代においてもバリバリ働き、おじいちゃんが病気をしたときにも家族を支え、一家の大黒柱として活動するおばあちゃんでした。

私は、「普通が一番」という家庭にいながら、ひそかに「かっこいい!!!!」と羨望のまなざしでおばあちゃんを見ていたのです。

そんなおばあちゃんの口癖は「何かするなら、最終的に仕事に出来るレベルまで学び、人の役に立ちなさい」というもの。

きっと、私から見えるキラキラなおばあちゃんの側面だけではなく、大黒柱としての苦労もあったのでしょう。これからの時代、女性であっても、手に職をつけ自分の力で生きることの大事さを、聞かされていたのでした。

深く学ぶ

その後、普通が一番!の価値観のもと、OLとして働くようになりました。

ですが、頭には、いつもキラキラなおばあちゃんの姿が見え隠れ。OLをしながらも、習い事をたくさんしていました。その際、私は必ず「資格」を取得し、ひとつのものを深く学ぶスタンスを貫くようになります。

パンはもちろんのこと、

・アイシングクッキー
・マシュデコ
・リボン
・ロミロミ
・ネイル
・フェイシャル

・・・今の私からは想像つかず、意外に思われるかもしれませんが、実は、全て、仕事にできるレベルのスキルを持っているんです。ですが、これまで、しっかりと仕事になったものはありません。

本気じゃなかったり、怠けていたわけではありませんよ。

ではなぜ、仕事にならなかったのか?この答えに、とあるタイミングで辿り着きます。

「学ぶだけでは意味がない、続けないと自分のものにはならない」という当たり前のことに。

そう考えてみると、これらの習い事をさしおいて、パン作りは本当に長く続いています。続けているからこそ、パンが日常になっていますし、私の職になっています。

その、続けられた理由こそ、まさにおばあちゃんだったのです。

激励のしるし

まだパンの勉強を始めて間もない頃のことです。師範の資格をとるために、自宅でよくパンを焼いていました。

普通が一番。という家族の中で、唯一、私のパン師範を応援してくれていたおばあちゃん。失敗続きのカチカチパンを見かねて・・・私に、オーブンをプレゼントしてくれたのでした。

10万円を超えるオーブン、当時にしてはとても立派なものです。私は新しいオーブンのウキウキに加え、その激励のプレゼントが嬉しくて、今までにも増して、パンを焼くようになりました。

パン作りの回数が増えるにつれ、スキルは目に見えて上達していきました。

プレゼントしてくれた際、おばあちゃんは私に、具体的な言葉をくれたかというと、そうではありません。

ですが、「仕事にして、人の役に立ちなさい」といつも私に言っていたおばあちゃんからのプレゼントだから、きっとそういう意味がこもっていたんだと、今では思っています。

このオーブンを絶対に無駄にしてはいけないし、形にしなければ!と強く決心、だからこそ、続けてこられたし、今、それがちゃんと仕事になっているんだと思います。

続けるからこそ

最終的に、私は「酒種酵母を使った米粉パン」を主軸に、furaliを開業することになるのですが、ここでも「続けられること」というのがひとつのキーワードになっています。

酒種酵母を使った米粉パンは、作りやすく、簡単。
当たり前のように思うかもしれませんが・・・最初から「続けやすい形だった」わけではないのです。

私にとっては「おばあちゃん」の言葉は、続けるための源泉でした。パン作りを続けたからこそ今があるし、続けたからこそ、人生が変わりました。

だから、今度は、furaliが、誰かにとって「続けられるもの」であり、その結果、人生を変えられる教室でありたいと思っています。

だから、続けやすい形にこだわったし、それを実現するための工夫をしてきたのでした。

幸せとは?

そして、教室を開講して数年がたち、今では、おばあちゃんとの思い出に加え、生徒さんの喜びの声が、私が「続ける」エネルギーの源になっています。

以前、私の生徒さまで、腸がとても弱い方がいらっしゃったんです。便秘が本当にひどくて、小麦はもちろん、固形物もなかなか食べられなかったそう。

そんな方が意を決してレッスンを受講くださり、そのあと、こんなLINEが届きました。「久しぶりの固形物でした。furaliのパンなら食べられたんです!!!」

大興奮で、喜びの声を寄せてくださったのです。私はこういう方のために、お仕事をしているし、こういう方を増やすために、これからも続けていける!と、改めて実感しました。

始めやすい、続けやすい。ということにこだわってはいますが、その理由は「続けた先にある大きな幸せ」があるからです。

その幸せのために、私はパン講師を続けています。

「日常に取り入れることが出来なければ、人生を変えることは出来ない」

「続けることこそが、あなたの幸せを作るスタートライン」

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講師 吉村めぐみ

パン屋にてパン製造を5年程度経験。

ママ友にパンを焼いて配ったことがきっかけで、ママ友限定パン教室を開講するようになる。コロナをきっかけに、オンラインレッスンに踏み切り、現在に至る。

開業当初に開いた無料オンラインサロンが人気を博し、現在では、900人以上が在籍。酒種酵母、腸活、麹に関する情報提供やライブ発信を精力的に行っている。

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